緑の原点再発見

といってもね、過去(去年かな)の日記にも書いたことあるんだ。とはいえ耳たこなほどは語ってないと思いますのでここでまたリライト。
あ、でも私の勝手な思い込みをつらつらと語ることになると思うので、そういう語りが嫌いな人や、ハリポタ、クラッシャージョウの熱狂的なファンで、勝てな妄想や、キャラ考察は許せない!と言う方は読み飛ばしてくださいな。
それと、何でもカップリング指向にして萌えるという無節操なつもりでもないので。。。一応弁明。


昨日、一日家にいたので、気晴らしに夕方外に出る。TSUTAYAに返すビデオがあるというので、返却に行き、いつものように私は併設のBookoffで「なんか楽しい古本ないかな〜」とうろうろ。たまには文庫ものぞくか、とのぞいたところで、フォトの「クラッシャージョウ」を発見。(ソノラマ文庫高千穂遥 著)
「きゃ〜なっつかし〜!!」と手にとり、持ち帰って久々に読んだわけです(ちなみに購入して持ち帰ったのは、この表紙のではなく、続刊の「悪霊都市ククル」。未読だったの)。
そうしたらね、なんか原点を思い出したのよ(再び)。
「なんであたしはハリハーなのか」
っていうのが克明にわかったの。知らない人のために解説するわ。

表紙の彼が主役のジョウ。19歳で、仕事は宇宙の何でも屋のクラッシャー。決して社会的にいいイメージの仕事じゃないんだけど、お金だけはいい。(笑)やくざな仕事なのね。ときに政治家の思惑に利用されたりして、毎回惑星がふっとンだり、国家が壊滅したりと大変なトラブルに巻き込まれ。。。というSFならではの壮大なスケールが楽しい設定。この仕事の創設者である立派な父親に反感を抱きながらも、自分もこの仕事から離れられない。性格的には真面目で一本気なんだけど、かなり頼り甲斐のある素敵ヒーローキャラクター。女に免疫がないのが可愛いとこだけど、やたら脇役年上女性キャラにはモテるというパターン(笑)。

そして金髪の美少女が17歳のアルフィン。元はジョウが仕事で関わった、惑星ピザンの王女様だったのだけれど、クラッシャーという仕事(ジョウ)に惚れたのが原因で、王女の地位を捨て、ジョウのチームに加わる。気が強くて、口が立つ。ジョウにべた惚れで、一途なところがとってもかわいいヒロイン。

手前の金髪少年はこの巻のみの敵役、クリスなんだけど、10歳の体に実はおっさんが宿っているという、無気味なキャラクター。見た目がすんごい美少年だけに恐。アルフィンを利用しようとして、催眠効果であやつるという、まるで「秘密の部屋」のトムリドルの様な役柄ですが(笑)、どう考えてもこっち(ジョウ)が先なので。。。

他のチームメンバーにリッキーという赤毛にそばかすの14歳少年、アルフィンとは犬猿の仲で喧嘩がたえない、と、まるでどっかのウィーズリー家の末息子みたいなキャラクターです(笑)。
そしてもう一人、どっかの巨人を彷佛とさせる、ジョウの父の古い友人であり、半サイボーグでめちゃめちゃ頼りになるタロス(おそらく50代)。

ここまで書いておわかりか?(何よ)

とってもハリポタのキャラ設定に似てるんです。
だから初めてハリポタの原作を読んだとき、各々のキャラに凄く親近感があって、全然初めて遭った(っていうのも変だけど)気がしなかったのね、と。

ジョウは無口で照れ屋だけれど、凄くフェミニストでやる時はやる、でも時にルールを破って自分の思うままに行動したり、自分の生き方についていつも疑問を感じてどこかダークなキャラクターを感じさせるあたりとってもハリーに。
ジョウに惚れまくりなところは置いておいて(笑)、紅一点キャラであり、強気でいつも傍でジョウを支える、でも踏み込みすぎないアルフィンはもちろん、ハーマイオニーに。
やいのやいのいいながらも、最後にはきっちりジョウを助け、お約束の癒し(?)キャラであるリッキーは、アルフィンと喧嘩友達であるところも何もかも、まんまロンで(赤毛でそばかすまで一緒、ちびという点は逆ね)。
トリオを見守る優しい巨人はそのまんまハグリッド。ジョウのお父さん(死んでないけど)と旧友というところまで同じやね。

というわけで。
え?ハリハー語り?

。。。。。この小説、書き手の高千穂さんはカップリング思考をいやがっておいでということですが(SFだしね。最近刊行された改訂版では、二人のカップリング指向をあおる描写が、さっぱりとしたものに書き換えられてしまってるそうです。そこまでしなくたって。。。涙)、どこをどーとっても、ジョウxアルフィンなわけで。フツーにヒーロー&ヒロインで始まってるし。アルフィンがベタ惚れなのは設定としてまあいいとして、ここぞという時にはきっちりアルフィンを守るジョウは素敵です。この巻のクリスにアルフィンとともに拉致されて、もう駄目か。。という時は一緒に。。とまで思っていたようだし。マンザラではなさそうですが、この二人がどうという決定的な事柄はなーんもないというのも事実。。かな。
というわけで。とっても似たキャラ設定のハリポタ読んだときに、自然にハリハー指向になったのもこういう礎があったからなのね、と再発見したわけです。

そして、素敵よ最近のネットは。検索したら出るわでるわ、素敵創作サイト様が(結局そこ)。ハリハーよりは現実味がありますが、黒ハリーならぬ、黒ジョウには、素敵vと思いつつも、「これはないだろうな〜」などと思う自分もいたりします。でもいいの、夢だから。勝手な妄想って楽しい。

それと同時にシャイなキャラ設定も好きかしら。原作からそう遠くない。
アマアマすぎないハリーxハーマイオニーなジョウXアルフィンな創作も求めてしまう今日このごろです。(自分で。。書けないのよね。。。)