家庭ほうもーん
*かていほうもん
無事、終わりました。入学後の最大のイベントではないかと。
普段掃除しない玄関のたたきなどをぞうきんがけし、(え)一応ピカピカになった室内を見渡し。(ハリハー祭壇も片付けたし)よし!と思ったらほぼ時間どーりに先生ご訪問。
二年目なのにすごく評判のいい、若い女の先生。
入学式の日の印象そのままに、パンツスタイルで現れた、さわやかで男っぽい感じのとっつきやすいタイプ。
玄関先でいいですよーというのだけれど、どうぞ?というと、じゃ、お邪魔シマース!と元気よくあがってきてくれた。
建前と本音とか、そういうのわかってくれそうな先生だな。。と思った。(先生には融通のきかない人も多い)
出したお茶もおいしそーにずず〜っと飲んでくれ。
で、肝心の話。
実は心配ごとはいくつかあった。
*小緑は学校ではまた本のムシで(幼稚園でも2〜3か月その状態だったらしい)友達と呼べるような子はいるのか?(たまに遊びには来るけど、学校ではどうなんだろう?)ちゃんと友達と遊んでる?
*給食の時間、好き嫌いの多い小緑のこと、どうしているんだろう?
*世話焼きでおしゃべりな小緑のこと、先生の代わりをせんばかりに、ぺらぺらしゃべくって、出しゃばっているんじゃないか?
などなど。。。。
ところがとっても素敵な笑顔で先生が話してくれることには。
友達の面倒見が良くって、たまたま斜め前にすごく落ち着きのない手のかかる男の子がいるんですが、小緑ちゃんと、まわりの女の子とで、良く面倒を見てくれるのですっごく助かってます。お姉さんタイプなので、みんなの信頼もあって、休み時間も友達に囲まれてますよ。面白い話を色々してくれたり、でも授業中はすごく真剣に話を聞いていて、今何をすべきか、ということがいつも驚くくらい良くわかっていて、びっくりします。
なんて手放しで褒めてくれるのです。(他所の子と間違えてねえか?)
そして、でしゃばりじゃないですか?と聞くと、先生は私の心配ごとを察してくれて。(こういうところがすごく教師としてすばらしいな〜と思います)
それが、ちゃんとわきまえていて、余計なことを言い過ぎないように、ぐっと我慢してるのが良くわかるんです。もっとこんなこともいいたい、こんなことも知ってるんだ、と思っているんだけど、我慢しているんですよ。私も、もっと休み時間なんかに話をいっぱいいっぱい聞いてあげられたらと思うんです。
な、なんて素敵な先生なの〜?とめろめろになってしまいました。40人弱いるクラスの中で、一人一人をちゃんと見てくれているのが良くわかりました。
さらに素敵だったのが、
好き嫌いが多いので、給食のときの様子が心配なんです。
というと。
今、少し余裕がでてきたので、みんなで食事に手をつける前に、「今日はこれくらいなら食べられるかな?」という量まで、前もって量を減らすことをさせているんです。自分で決めた量が食べられたら自信がつくと思いますし。確かに小緑ちゃんも、減らしに来てますが、一生懸命食べてみようという気持ちが伝わってきているので大丈夫ですよ。お母さんからも、無理しないで頑張ってね、と声をかけてあげて下さい。
と言われました。去年の一年生の先生の中には、
「給食を残した人は帰りの会で懺悔させられる」
という先生がいたと聞いていたので、本当にこの先生が担任になってくれて良かった!!と感激しました。
そして帰り際に、
小緑ちゃん、きっと学校ではすっごく頑張っていると思うんです。気を張って。だからおうちでは、良く頑張ってるね!偉いね!と沢山褒めてあげて下さい。
ああ〜まだ大学を卒業して2年目、いろいろ迷ったり、悩んだりもするでしょうに、子供のことを一生懸命考えてくれているのがすごく伝わりました。今の世にもこんな素敵な先生がいてくれたこと、その先生にであえた事に感謝。この先生にであったことは小緑にとってきっとすばらしい体験になると思いました。
優しいからすばらしいっていってるんじゃないんですよ。
ちゃんと物事の本質を見ているのがすばらしいと。
表面的な子供の態度を見ているだけでなく、子供がどう考えて、どう行動しているのか、どうしたら、子供が前向きにガンバれるのか、など考えているのがすごく良くわかるのです。
世のルールが何のためにあるのか。本音と建て前とは?
そんなことを、きっと生徒たちはこの先生から自然に学び取っていくと思う。
なんでこんなに本音と建前って、子供にわかりずらいことを気にしているかというと。
*一番理解しにくい
*それを身を以て教えてくれる大人が今少ない。
*世の中に、それをわかっている大人自体、少ない。
*このファジーな感覚がない人ばかりの世の中はギスギスしていて、つまらない人間らしからぬ社会を作り出しかねない。(感情のないロボットみたい)
から。
ルール、ルールと五月蝿くいう人に限って、そのルールが何のために決められたのか、わかってないことが多い。
そして、ルールや正義をまるで水戸黄門のアレのように、ふりかざして迫ってくる。
。。。。ちょっと違うんじゃないの?正義なら大声でさけんでいいの?ルール守ってたら大きな顔をしていいの?いわなくても良かった正義やルールを大きな声でいったばかりに、それまでうまくまわっていた事が、急におかしくなっても、それはどうでもいいの?
物事の本質を観ることのできる力を持っていない人が極端に増えています。この手のタイプの人は、新興宗教に走りやすい。
正義の名のもとにもたれかかっていれば楽だから。それが全てだと思い込んでいるから。
ようは脳みそぜんっぜん使ってないのね。
人間に生まれたからには自分なりのルールってもんを作り出すことも必要なんじゃないかと。ときに一人よがりだったり、ご都合主義だったりするかもしれないけれど、そうだったときには、気付けるのも本質を見れる人だと思う。
人の決めたルールでいばっている人には一生見えないんだろうな。。。。テレビにしょっちゅう出ているあの人たちのように。
今、学歴社会で育ってきたお母さん達の中には、とにかく頭で育児をしがちな人が多い。情報過多なので、あのやり方がいいらしい、いややっぱこの方がいいらしい、と自分で考えたり、感じ取ったり、子供と真向かいに座って見つめるより前に、人の言葉で行動するお母さんが多すぎると思うのです。
みのさんの言葉でスーパーのその日の食材の売れ行きが変わるというのだから、情報の影響力ってすごい。
でも自分の子供のことなんだから、自分の体といっしょで、まず何が必要なのか、何をすべきなのか、どういう状態なのかは、自分で感じ取らなきゃダメだと思う。人んちの子のものさしで、自分ちの子が計れるはずもなく。。。。
私もまだ子育途中で悩んだりけつまずいたり、途中で投げ出したくなったりするけれど、人と比べるのではなく、今子供と自分は幸せなのかな?ということを忘れないようにしようと。
人との比較でしか自分の幸せがわからない人は最高に不幸だと思うから。
このスローガンをいつも忘れずに。
「自分ひとりでハッピー」
自分さえ、ていうんじゃないわよ。人と比較しなくても、自分一人脳みその中で幸せで毎日送れたらいいな〜ということです。毎晩夢を見てけらけら笑ってる小緑もハッピー?
ところで。
。。話途中で先生の目線が一瞬オヨイだので気付いた。
うしろの睨みハリダン巨大ポスターどかすの忘れた。